2008年05月


◆ 石油シェア一気に低下
    
(5月21日付)


   資源エネルギー庁がまとめた2006年度エネルギー需給概要(確報値)によると、一次エネルギーの国内供給に占める石油比率が前年度比5.2%減と大きく減少した結果、シェアは46.5%から44.1%まで落ちこんで1990年度以降では最低となった。その反面、天然ガスは前年比10.7%増でシェアも14.9%から16.5%と過去最大シェアに上昇、石炭も20.9%から21.2%にシェアを上げた。原油価格が高騰したことによる石油離れが加速したことが原因とみられる。一方、環境面からみると、京都議定書の基準年である90年度比で一次エネルギー全体が15.5%増加したが、石油に関しては90年度比9%減にとどまり、主要エネルギーの中では唯一の減少を記録した





◆ 油政連・道路特定財源改革問題に焦点
  (5月19日付)

   全国石油政治連盟は先ごろ開いた通常総会で2008年度の運動方針を決定した。これから政府や与野党において活発な議論が行われる予定の道路特定財源制度の一般財源化について、石油販売業界として「納税者の理解を得るべきである」という視点で運動を展開する予定。独禁法改正案には不当廉売などへの課徴金の導入や文書提出命令の導入などが盛り込まれ、国会での成立と施行が待たれるところだが、こうした改正独禁法が実効性を発揮し、執行力を強化するためには環境整備が必要となることから政治的な運動を引き続き実施する方針。  新たな方針として「山間僻地・離島対策に関する諸策の推進」を掲げたが、これは原油高騰の中で離島などの石油製品の価格がクローズアップされてきていることから、政治的な運動方針として対応する方針を示したもの。そのほか、バイオマス燃料に関しては流通段階での課税であるバイオディーゼルに関する脱税防止対策の実施や、バイオ燃料供給に際しての給油所側のインフラ整備への支援獲得などについても活発な運動を展開する予定だ。




◆ 「災害対応型給油所」補助制度のパンフレット作成
  (5月14日付)

   全石連は「災害対応型給油所」補助制度の概要をわかりやすく取りまとめた新パンフレット(写真)を作成、このほど全国組合に200部ずつ送付した。A4版サイズで、補助金の補助率、交付対象および限度額、申請方法などを記載している。なお、2008年度の募集期間は09年2月27日(必着)まで。





◆ 全石連・平成20年度スローガン決まる
  (5月9日付)

   全石連は5月8日の理事会で平成20年度の活動スローガンを決めた。「組合活動を通じて経営を改革しよう」を基本方針に5項目の具体的方針で構成した。
 原油高騰などの影響により燃料油需要の減少が一段と鮮明になっていることから「将来の需要変化に対応できる企業体質」の構築を目指すほか、ますます激しさを増す市場競争の中で独禁法改正に伴う公正・公平な市場の構築を実現するため「公正で透明な取引環境の確立」を掲げた。
 そのほか、バイオ燃料などの普及やそれに対応するためのインフラ整備などさまざまな環境対策が要請される中で、給油所経営における「環境重視」の徹底を促すほか、災害時支援や防犯などに加えて給油所の過疎化対策などに対応するため「安心・安全・信頼」の給油所ネットワークの展開を標榜した。
 また、こうした組織活動の活性化に向けて機関紙「ぜんせき」による情報提供活動の強化や、福利厚生、資材提供など「共同事業」の活発な展開を強調した。




◆ ガソリン販売が3年連続で大台割れ
  (5月7日付)

   資源エネルギー庁が先ごろ発表した石油統計速報によると、2007年度のガソリン販売量は前年度比2.5%減の5,906万キロリットルと大きく減少、5年ぶりに6千万キロリットル台を割った。
ガソリンの前年割れは3年連続で、2.5%の減少率は1970年以降で最大。ただ1給油所月間平均販売量では、給油所減が販売減を上回る速度で進んだ影響から前年比15キロリットル増の111.7キロリットルに増加した。 軽油も2.9%減の3,556万キロリットルで3年連続の減少となった。灯油は7.5%もの大幅減の2,267万キロリットルで2年連続減。暖冬による大不振とともに、高値によるオール電化や都市ガスなどへの燃料転換の影響が表面化した。
 一方、給油所関連3油種を給油所単位(全国登録給油所数)でみると、ガソリン月間平均は1.5キロリットル増加して111.7キロリットルとなった。増加率は1.4%で、過去10年間で最低の伸長率となった。平均販売量はこの10年間、一貫して増加を示しているが、伸長率が鈍化していることで、量中心の給油所経営が一段と困難になりつつある状況となっている。3油種計では月間平均221.9キロリットルとなり、前年比0.5キロリットル増の微増にとどまった。